いいでしょ?僕の人生

事例で考える“時間意識”の大切さ


■見えない部分でも時間が使われている

今回は打合せ前のさらなる事前連絡でしたから、こちらも特に用意するものなどありませんでした。事前に受け取っていた資料に目を通すのみ。しかし場合によっては、準備にさえ多くの時間を割かなければならないことがあるでしょう。もしかしたら、上司など複数名が時間を合わせて調整しているかもしれません。人と関わるということは、それだけ相手の時間をもらうことになるのです。

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もしどうしても避けられない事態が起きたのなら、出来る限り早くそのことを相手に知らせる。そうすれば、最低限でも“待たせる”ことは避けられます。もし忘れて時間が過ぎてしまったのであれば、せめて相手から「どうしたの?」と言われる前に連絡すること。それ以上に余計な時間を使わせてしまわないよう、配慮できることは多いはずです。

これは自分自身に対しても、大切な考え方ではないでしょうか。時間意識を持って物事に取り組めば、自然と時間の使い方に無駄がなくなります。相手から時間がほしいと言われても、自分の時間を価値あるものとして認識していれば、「何に使うことになるか」としっかり考えて行動できるようになるはずです。

■時間をお金に変えてみる

あまり良い方法ではありませんが、分かりやすいように時間をお金に置き換えて考えてみましょう。恐らくビジネスにおいては、数字に置き換えて考えるのが一番分かりやすいはずです。

企業人であれば、ある意味で自分の時間(あるいは労働力、スキル、知識など)を会社に提供することにより対価を得ています。では相手が年収1,000万円で、月20日・1日8時間働いているとしましょう。これを時給に直すと…

1,000万円÷12ヶ月÷20日÷8時間=約5,208円/時

となります。つまり年収1,000円のビジネスマンから1時間もらったら、約5,208円分の何かを何かしら得てもらわないと、相手にとっては“割に合わない”時間となるでしょう。未来への投資とかんがえることもできますし、もちろんお金以外に得られるものがあるかもしれません。ビジネスにおいては相互にメリットを得られるような関係が大切であり、そのために時間を割くことが殆どです。そのため単純に言えることではありませんが、こう考えれば少しは分かりやすいのではないかと思います。たまに、

「あなたの1時間とあの人の1時間では価値が違う」

なんていうことを聞きますが、こう考えれば確かに。人生における時間に価値の優劣などありませんが、ビジネスという範囲に絞って考えれば、あながち間違いではないのかもしれません。

■まとめ

今回の事例は、恐らくまだ良い方でしょう。電話を頂けなかった以外、メッセージのレスポンスは早く、丁寧な対応だったと思います(だからこそ残念なのですが)。ですから改めてとなりますが、別にもうこの事例について私は気にしていません。むしろ相手の方が、これをキッカケにこれから時間意識を少しでも持ってもらえたら良いな…というくらい。そして私自身も、改めて考えるよい機会となりました。

こうした時間意識を持つことは、業務の改善にも繋がります。アポイントを忘れて反省したら、忘れないようにToDoやスケジュール管理を見なおせば良いだけのこと。体調を崩して連絡できなかったのであれば、引き継ぎ方法や業務管理(進捗共有など)について改善すれば、同じことは起きないかもしれません。

私の知る限り、本当に“デキる”ビジネスパーソンほど自ら時間を作り出しています。それは時間に余裕があるのではなく、自らに与えられた時間を凝縮し、その中で出来ることをどんどん増やしているようなイメージ。1分1秒を無駄にせず、仕事あるいはプライベートも含め、やりたいこと、やるべきことを当てはめていく。これこそ、時間の価値を自ら高めていることに他ならないでしょう。つまり彼・彼女らは、しっかり時間意識を持っているといえます。

世の中に1人だけでは、仕事など成立しません。一緒に働く仲間、助けてくれる人、そして相手がいてこその仕事です。お互いがお互いの時間を大切に考えて、限りある時間を充実させていけたら素晴らしいのではないでしょうか。