夏休みのイベントといえば、実家への帰省は定番でしょう。前回ブログの通り寄り道しながらですが、我が家も私の実家(宮城県仙台市)へ行ってきました。お盆を外して翌週の帰省だったため、高速道路は混雑なし。どんな滞在になったのか、ご興味あればご覧ください。
■長男を連れて初めての山登り
実家へ到着して、すぐさま長男を連れての外出。実は今回の帰省、昨年から構想しているプランが1つありました。それが、長男を連れての登山。私はよく仕事の関係などで山に登っていますが、東京都在住な長男は山経験ゼロ。
「せっかく東北へ行くのだから、自然を体験させたい!」
完全に私の自己満足ですが、思ったより長男も乗り気。実家から1kmちょっとの場所にある『権現森』へ行ってみました。もちろん登山口まではランニングで。
虫を嫌がりながらも、予想よりしっかりとした足取りで進む長男。ときに走りながら、拾った木の枝を片手に山頂を目指します。「まだ〜?」と何度も聞いてくるのは、まぁ仕方ないところ。そうやって強くなり、楽しくなるものです。
フカフカの葉っぱがあるかと思えば、ちょっと歩きにくい砂利道も。
「上を目指してるのに、なんで下るの!?」
という鋭い質問には、「それが山なんだよ」と答えておきました。小学生でも分かる適切な回答があれば教えてください。何にせよ、疑問を持つことは良いことです。そんな会話をしていれば、時間なんてあっという間ですね。
標高314mの山頂に到着!息が乱れて汗だくですが、達成感のピースを見せてくれました。実は途中で引き返す(=帰りたいと言われる)ことも想定していたのですが、私の想像よりたくましく育ってくれているようです。
疲れを癒しつつ、山頂からの眺めを楽しみます。小さく見える住宅地を眺めながら、
「おじいちゃん家は、あの辺かなぁ?」
なんて、なかなか可愛いじゃないですか。自力で頑張ったからこそ、彼の心にも何か達成感のようなものが生まれてくれていたら嬉しく思います。私は2人で登山できたことに、ちょっと感動でした。次は、もう少し高い山へ連れて行っちゃおうかな!?
下りは軽快な長男。少しずつ日が暮れ始める中、すたすたと疲れを見せず進みます。実はちょっと道を間違えて、合計10kmほどの行程になったのですが…よく立ち止まらなかったですね。素晴らしいファイト!
そして下山!なんだか興奮気味な長男は、実家へ戻るまでの間は止まることのない会話が。さらに帰宅後も、妻や祖父母に「あのね!」とマシンガントークを繰り広げていました。
夜はみんなで、自宅から持参した花火を。兄弟3人、みんな揃って夢中です。取り合いにならないよう、あらかじめ分けてあげるのがポイント。楽しい時間はあっという間…来年は、もう少したくさん用意しておきます。きっと、三男も混ざって遊ぶでしょうからね。
■水族館で大はしゃぎ!
今年のメインイベントは、開業1周年を迎えた『仙台うみの杜水族館』へ!昨年は混雑を予想して回避したので、念願の初訪問です。動物園や水族館って、子どもは大好きですよね。まして初めて行く水族館ということで、館内へ入る前から子どもたちは大はしゃぎ。
マンボウなど東京では見たことのない海の生き物も多く、特に長男は興味津々でした。三男はベビーカーに乗りつつ、少し距離を保ちながら指差し。彼らの目には、この青い世界がどのように見えているのでしょうか。
個人的に一押しなのは、こちらのイロワケイルカ(通称:パンダイルカ)。見事な白黒。ゆったりと優雅に泳ぐ姿に、大人ながら目を奪われました。関東だと八景島シーパラダイスでも見られるとのこと。珍しいですよね。
そして「待ってました」のアシカ&イルカショー!20分前から席を確保していました。いつも落ち着きのない子どもたちですが、目的があると待てるんですね。大人気のショーは開始前から満席となり、周囲には立ち見のお客さんも。会場は大きく、期待が膨らみます。
青空だったらより気持ち良かったのでしょうけど、残念ながら雲天。しかしそのお陰で暑さが和らぎ、最後まで落ち着いて見られました。可愛らしいアシカ、そしてダイナミックなアシカのパフォーマンス。子どもたちも目に焼き付けたことでしょう。
最後は屋外に設けられたスペースで、ヒトデやホヤを手に取る次男。ホヤなんて東京ではめったにお目にかからないので、貴重な体験です。完全に怖がってますけどね。
実はこの日、2歳の誕生日を迎えた三男。祖父母も交えてケーキを囲み、みんなでバースデーを祝いました。2本のロウソクに目をキラキラさせる三男。来年は、きっとたくさんお喋りしているんでしょうね。素敵な夜になりました。
■帰宅直前まで満喫!
我が家の帰省、最終日は“お決まりコース”があります。朝早くから実家を出発し、東北だからこそ食べられる新鮮な食材を『よってけポポラ』で購入。採れたての野菜やフルーツが、山ほど販売されています。
本当に美味しい素材の宝庫。地元はもちろん県外から訪れる方も多く、この日も混んでいました。朝早く出ないと、あっという間に良い品は売り切れてしまいます。お陰様で、帰宅後しばらくは新鮮な食べ物を楽しませてもらいました。
もう1つ、目の前にあるのが広々とした敷地を誇る『あそびあランド』。入場も駐車場も、遊ぶのまですべて無料!夏場には嬉しい水遊び場まであり、毎年買い物後はこちらで汗を流し、帰省ラストを楽しみ尽くすのが定番です。
昨年は“見ているだけ”だった三男も、果敢にアスレチックへチャレンジ!水と戯れる長男、そしてアスレチック頂上に挑戦する次男と、みんな思い思いに楽しめたようです。空は晴れ渡り、絶好の遊び日和とともにスゴイ暑さでしたが…。子どもたちの楽しそうな笑顔が見られれば、帰省は大成功!ですね。
自然豊かな東北出身であることを、帰省するたびに感謝しています。東京都内に住んでいると、広い公園や川などはあっても、やはり味わえる自然のスケールが違うもの。来年はどんな体験をさせてあげられるか、今から楽しみです。