いいでしょ?僕の人生

【よく受ける質問】日々の食生活について


最近、よく食生活について質問されるようになりました。糖質制限をはじめ、ダイエットや体質改善など注目が集まっているのでしょう。なぜ人の食生活が気になるのか…私にはイマイチ分かりません。が、何かヒントになるであればと思い、“現時点の”食生活についてお伝えします。

■1日1食が基本

出張・外出のある日を除くと、私は基本的に1日1食です。朝は南部鉄器で沸かした白湯、あとは夕方までにコーヒー2杯くらい。食事は夜で、だいたい18〜19時頃。晩酌は週4〜5日で、22時頃には寝ています。これ、たとえマラソン大会のある日でも変わらないスタイルです。

でも、別に痩せるためなど意図したものではありません。単純に「腹が減らないから食べない」だけ。夜は家族と食卓を囲むべくちゃんと食べますが、腹減った〜って日は少ない。ただ、胃の許容量はあるので、食べようと思えば食べられます。たまに(1〜2ヶ月に1回ほど)昼などに空腹を感じることがあるので、その際にはフルーツ丸かじりで満足…という感じです。

■競技パフォーマンスとの関係

するとたまに、ランナーの方からこんなことを言われます。

「そんなんじゃ走れないでしょ?」

「レース中、最後までもたないのでは?」

しかし全く違っていて、100kmくらいなら食べなくても走れます。一応レースや激しめのトレーニング後はプロテイン等の補給を行いますが、走ったから腹が減る…ということも希少。そしてパフォーマンス面から見ても、むしろ調子が良い。実際、今のところハーフ・フル・100km共に、自己ベストの大会はこのスタイルで走った際の記録です。

■自然と、こういう身体になった

だから皆さんに“食べない”ことを勧めるわけではなく。たぶん、自然とそういう身体になったのだと思います。人それぞれ、今の自分に合った食事があるのでしょう。

そもそも、私がマラソン始めたキッカケはダイエット。陸上競技に取り組んでいる頃は痩せていたので、「自分は太りにくいんだ」と勘違いしていました。そして走り始めたわけですが、1年前頃までは1日3食しっかり。ただし、体重は今とたいして変わりません。

日々に走ることが加わり、仕事を含めたライフスタイルが変化。その結果、より自分らしく生きるための身体になってきたのだとポジティブに捉えています。そういえば、レース中は補給食も持っていました。現在はサバイバルレースやトレランを除き、特に何も持ちません。

■食べたいものを食べる

では、いったい何を食べているのか。私はアスリートじゃないので、そこまで気を遣っていません。結論から言えば、食べたいものを食べています。だって“我慢”はストレスになるし、食事は私にとって大切な人生の楽しみですから。

ただ、この“食べたいもの”も変わってきました。私の大好物といえばラーメン(&つけ麺)ですが、以前は週3〜4日なんて日もありました。今はせいぜい月2〜3回でしょうか。代わりに野菜を欲するようになり、地元印西市の直売所に行くのはいつも楽しみです。たまに無性に餃子(というかニンニク)が食べたくなり、家族を連れて王将に駆け込みますが…。総合的に見ると、自然と栄養のバランス自体は取れているようです

さらに最近は、少しずつ大好きだった晩酌も頻度を下げつつあります。なんというか、飲みたいという欲求が減った感じ。人の身体って、面白くて不思議ですね。ちなみに昔はコーラなど甘い炭酸飲料が好きだったのですが、最近炭酸といえば、もっぱらただの炭酸水です。

■体重・体脂肪率は変わらない不思議

私は月600kmほど走ります。これは昨年に比べると微増ですが、そうなると食事が減ったことで「痩せたでしょ?」という声が増えるのは必然です。摂取した以上のカロリーを消費すれば痩せる…が、一般的な認識ですから。

しかし、残念ながら痩せていません。もっとも痩せていたのは、初めてフルマラソンでサブ3したとき。体重56kg・体脂肪率8.5%ほどでした。あのときは少し意図的に肉体改造したのですが、その後に自己ベストを出した際は、確か体重58kg・体脂肪率10.5%ほど。そして現在…体重58〜59kg・体脂肪率11〜12%程度を行ったり来たりしています。

ほら、減っていないでしょ?

これは自分でも不思議で、いろいろ調べているところです。もしかしたら体重・体脂肪率にも人それぞれ適正というものがあり、よほど食事量・運動量が偏り過ぎない限り維持されるようにできているのかもしれません。

これが、現時点における私の食生活です。

もちろん体重を落としたいのであれば、食事・運動のコントロールは必要でしょう。しかしある程度身体ができてしまえば、あとは自然に任せて良いのかなと思います。ですから私は、しばらく1日1食の生活が続くことでしょう。カロリー信者な皆さんには、少し悲しいお知らせかもしれませんが…何か参考になれば幸いです。