私は子どもの頃に“砂遊び”が大好きで、山を作ったり、そこにトンネルを掘ったりしていました。同じような思い出がある方は、多いのではないでしょうか。
もちろん今でも、公園に行けば砂場があります。しかし“砂場で遊ぶ“という機会は、以前に比べて減っているのかもしれません。その理由は、例えば次の通りです。
- 衛生上から親が避けている(動物が糞をしている、ゴミが捨てられている など)
- 共働きで夜にならないと家に帰れず、土日しか外で遊ばせられない
- ゲームなどインドアな遊びが増えて外で遊ばなくなっている
特に衛生上の問題は、懸念を抱いている親も多いようです。中には柵で囲われていたり、使わないときは網で保護されている砂場も。あるいは、都市部などで近所に砂場のある公園が少ないという方もいらっしゃるでしょう。
我が家はと聞かれれば、確かに公園に子どもを連れて行く機会は多くありません。砂場反対ではないものの、仕事などでどうしても日中の外出ができないことが多いのです。しかし個人的には、砂場のような創造性をかきたてる遊びを、存分にさせてあげたい!という思いもあります。
■室内で砂遊びができる
そこで、『キネティックサンド』を購入してみました。これは簡単に言えば、「室内で砂遊びできる砂」です。スウェーデンで生まれたもののようで、なんと98%がいわゆる普通の砂でできているというから驚き。手触りは少し柔らか&滑らかで、手にべたつくこともありません。(もちろん、遊んだ後は手を洗った方が良いとは思います)
1kg単位で販売されているので、遊び場のスペースに応じて買うのがお勧め。我が家は寒い時期にコタツ(75cm×75cm)などでも遊べるように、2kgを購入しました。
■実際に遊ばせてみると?
「聞くより実践!」ということで、購入して早々さっそく遊ばせてみました。
子どもたちは、見るなり飛びついて遊びます。キネティックサンドは入れ物が無いので、自分で用意する必要があります。我が家は、小さなゴミ箱(写真右の黄色いヤツ)を入れ物に。テーブルで向かい合い、長男&次男が一緒に遊んでいます。
スコップなど砂場用のおもちゃも、ちゃんと使えます。「ザクッ、ザクッ」と砂をかき分けては、ケラケラと笑っていました。
普通の砂より柔らかいのですが、ちゃんと形を作れば固まります。崩すのは簡単。ちょっと指や手の平で押してあげれば、サラサラと崩れていきました。その分、山にトンネルを作る…といった作業は少し難しいかもしれません。
■まとめ
砂が簡単にまとまってくれるので、片付けも簡単。気をつけて遊べば、周囲に散らばって汚れてしまうこともありません。雨や寒さで外に出られない日でも、室内で砂遊びができるのは良いですね。これなら仕事から帰って、夜に子どもと遊ぶこともできます。
もちろん、本当なら外に飛び出して遊ばせるのが良いのかもしれません。とはいえ、それが難しい場合があるのも仕方ないこと。キネティックサンド、持っていて損はしないアイテムですよ。
広いお庭のあるご自宅なら、専用の砂場を作ってしまうのも1つの手!屋根付きなら、衛生上も問題ありません。キネティックサンドより、さらに広いスペースで砂遊びが楽しめます。
庭先で読書でもしながら、砂遊びする子どもを見ている…なんていう時間も、素敵ですね。