いいでしょ?僕の人生

子ども向けの朝運動スクール、開始から1週間が経ちました!


先週から仕事の新たな取り組みとして、Kid’s 朝運動スクールを始めました。これは朝6:15〜7:00の間を活用し、さまざまな運動を行う子ども向けのプログラム。特定競技のスキルを磨くのではなく、あらゆるスポーツの基本となる“動き方”を身につけてもらうものです。ちょうど1週間が経過したということで、

「どんなことやってるの?」

「どんな効果があるの?」

といった疑問にお答えすべく、実践内容や見えてきた効果などについてご紹介します。

■スクール開始の背景

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そもそもの始まりは、わが家の長男でした。まもなく小学3年生への進級を控え、学習や集団活動における課題がチラホラ。親として教育の問題もあるのですが、嫁とも話し合い、いろんなことを試しながら、

「なんとかできないだろうか」

と常に考えてきました。習い事にチャレンジさせたり、勉強で分からないことは私が工夫して教えたり。叱り方や褒め方、そもそもコミュニケーションの取り方なども含め、試行錯誤の毎日なのです。

そんな中、仕事を通じて“運動と脳の関係”について専門家の方からお話を伺う機会が。そこにヒントを見出し、インターネットや本などで調べ、自分なりの理論を導いていきました。幸いに私も、“運動”については専門家の端くれ(だと思っています)。頭の悪さは否めませんが、子どものために考えた結果、

「これだ!」

と見えたのが“朝運動”です。

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我が子のために考えたものですから、何よりその効果については自信があり。ますそのため、より多くの子どもたちにそのメリットを得てもらうため、スクールとしてスタートすることにしました。

■朝運動で得られる3つのメリット

ではいった、朝運動することで何が得られるのか。朝早くからお金を払って通わせるなら、やはり一番気になる部分でしょう。専門用語(認知機能、海馬、BDNF…)は控えますが、ここでは具体的には3つのメリットをご紹介しておきます。

1)“質の高い”早寝早起きが習慣化できる

恐らく多くの方は、「早寝早起きは健康に良い」といったことを聞いたことがあるでしょう。ただしこれは個人差があり、人によってベストな睡眠時間は異なると考えています。

スクールの開始時間は6:15。これは必要な運動時間を確保したうえで、子どもたちが学校や幼稚園・保育園に間に合うために設けました。そのため、恐らく参加者は5:30〜5:45頃には起床することになるでしょう。「もっと早く起きてるよ」という方がいるかもしれませんが、これは十分に“早起き”な時間です。

そして朝から運動することで、少なからず体力を消費します。もちろん、学校の授業中に眠ってしまうようなハードトレーニングではありません。しかし、朝から体力を消費することで、恐らくこれまでより早い段階で“眠くなる時間”が訪れるのではないでしょうか。そしてパワーを使いきった状態で眠れば、いわゆる“深い睡眠”が得られます。

朝から夜までの間にパワーを使い切り、そして睡眠によって回復させる。このサイクルが習慣化されると、毎日、“自分に必要な睡眠時間”を自然と確保するようになります。眠くなる時間、もしくは朝起きる時間で、体がこれを調整し始めるでしょう。つまり個々人にマッチした、“質の高い”早寝早起きができるというわけです。結果、1日という限られた時間を、有意義に使えるようになるのではないでしょうか。

実際、わが家の長男は寝る時間が早くなりました。そして毎日、朝までぐっすり。しかし朝運動の時間になると、ちょっと声をかけるだけでパッと目覚めます。寝起きも良いようです。

2)心身がリセットされてフレッシュな状態になれる

夏休みになると、朝起きてラジオ体操に参加する。そんな経験をお持ちの方は、少なくないでしょう。思い返してみると、寝ぼけ眼で出かけたはずが、体操を終えるころには、心身ともスッキリ目覚めていたはずです。体を動かすことには、このように心身をリセットし、目覚めさせてくれる効果があります。

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眠った状態から目覚めた状態へ。まさにフレッシュな気分となり、気分が上がってくることでしょう。わが家の長男は、朝運動から帰宅すると驚くほどテンションが高く、口数がとても増えました。小学校へ出かけるときには、

「行ってきます!」

と元気いっぱい。そして毎日、何があったか嫁に報告しています。テレビを見るのではなく、朝食を食べながら会話する、その話題提供にも繋がっているようです。

何よりの効果は、朝から学校へ行く姿が“楽しそう”であるということ。とてもイキイキしています。これはあくまで個人的な感覚ですが、通学を含めた日常生活全般について、意識が高まっているように感じるのです。