遊園地と動物園といえば、子ども達の行きたがるレジャースポットの代表格だろう。さすがにこの2つが一緒に…とはいかないが、葛飾区には公園と動物園がコラボした場所がある。それが、今回ご紹介する「上千葉砂原公園」だ。なんと入場無料で、遊具や動物との触れ合いを楽しむことができる。
■大型遊具を楽しみつくす
まず目を引くのが、こちらの大型遊具である。大きな滑り台を中心に、遊具全体がジャングルジムのよういなっている。人気の滑り台にはジャングルジムを介さず、階段を登ればそのままGO。そのため、小さな子どもでも安心だ。
なお、もっと小さなお子さんならば、近くに小型の滑り台も。その他、ブランコや砂場など王道の公園遊具もある。
■いろんな自転車に乗れる交通公園
さらに園内は、交通公園になっている。補助輪付の自転車から二輪車、そしてゴーカートまで。ちゃんと信号が設置され、交通ルールを覚えるのに適した環境だ。
小さな子どもなら、自転車の横へ立って一緒に歩いてあげることもできる。自転車はサイズもさまざまなので、身長に合わせたものを選べるのもありがたい。
■夏は水遊び
夏場になると、水遊び場が開放される。プールのように深いものではないため、小さな子供からでも遊びやすい。中には、足を水に入れて涼みながら休む大人の姿も見られる。
ただし更衣室やシャワー施設などはないので、濡れた後の対応には注意が必要だ。夏場に上千葉砂原公園へ行くならば、タオルや着替えを持参した方が良いだろう。
■動物たちとの触れ合い
遊具や水遊び場と反対側にあるのが、「ふれあい動物広場」である。ここではミニブタやカメ、インコなどの動物を見ることができる。珍しい動物というわけではないが、子ども達の視線は釘付けだ。動物との距離が近いのも、大きな特徴かもしれない。
「動物ふれあいコーナー」では、モルモットやウサギと触れ合うことができる。コーナーに設置されたベンチに座り、膝の上にタオルを敷くと、スタッフがモルモットを連れてきてくれた。フワフワした肌触りに、子ども達のテンションは上がりっぱなし。大人も一緒に入れるが、もし動物が苦手という場合でも、コーナー外からその様子を見ることができる。
そして、一番人気なのが「ポニー乗馬」。小さなスペースをゆっくり一周。乗馬できる時間は決まっているので、事前にチェックして早めに並びたい。ポニーの背中、いつもより少し高い視線からの景色は特別なようで、子ども達は終始にこやかである。
■大きなSLに乗ろう
遊具というわけではないが、公園の端にある本物のSLは人気の写真スポット。もちろん写真撮影だけでなく、中に入ってみることもできた。子ども達世代にとってSLは身近ではないため、珍しく、そしてかっこ良く見えるようである。
■車での移動は注意
最後に、公園へのアクセスについて触れておこう。
最寄り駅はJR常磐線「亀有」駅だが、歩くと15分ほどかかる。駅からタウンバスを利用し、「上千葉砂原公園」で下車すればすぐ目の前が公園だ。
有料だが、公園近くには駐車場が設けられている。ただしこの駐車場、休日ともなれば列を作るほどに混雑するので注意していただきたい。実際、私は30分ほど並んだ。公園ということで頻繁に帰る人はおらず、そこまで広い駐車場ではないので回転が遅い。
遊具、自転車、水遊び、動物。これだけの施設を無料で利用できるとは、まさに太っ腹。ランチできる広い芝生スペースもあるので、朝から半日は遊べそうである。
「今度の休日、どこに行こうかな」
とお考えの方は、ぜひとも一度足を運んでみてはいかがだろうか。