3月13日(土)、宮城県にある岩沼市陸上競技場にて「第2回 HASHIRUタイムトライアル」を開催しました。本大会は私が理事を務めるNPO法人HASHIRU主催のもの。“第2回”ではありますが、昨年予定していた第1回大会は新型コロナの影響で中止となりました。そのため、今回が初めての開催です。
前回中止という苦渋の決断をしてから、理事を含めたメンバーで何度もディスカッションを重ね準備を進めてきました。感染対策の徹底はもちろん、この状況下で多くの方々にご参加いただき、楽しんでもらうためにどうすれば良いのか。中には想定外のこともあり、一筋縄ではいかなかったのが正直なところです。しかし300名を超える選手からのエントリーを頂き、また協賛企業様やボランティアスタッフの皆さまのご協力を受け、無事に開催することができたことを当ブログでもご報告いたします。
大会当日は…あいにくの雨。午後には本降りとなって過酷なコンディションとなりました。かなり冷え込み、ウォーミングアップのタイミングや内容、レース本番での組み立てに悩まれた方は多かったかもしれません。
小学生から社会人まで、それでも懸命にトラックを駆け抜ける選手たち。与えられた環境の中で、どれだけの力を発揮できるのか。私も学生時代には色んなコンディションでレースに出場しましたが、これもまた陸上競技の面白さかもしれません。スタッフとして皆さまをサポートさせせていただきつつ、自分自身と戦い抜く姿には心打たれます。
本大会では申告タイム別で組が分かれており、それぞれにペーサーが付きます。ペーサーには元実業団選手なども含まれ、この悪天候でも選手たちを鼓舞しつつゴールへ導く姿は「さすが」の一言。しかし、中にはペーサーからも抜けて独走する選手もいらっしゃり、微力ながら何名か私も引っ張らせていただきました。
小学生の出場する1000m競技の前には、BEAT AC TOKYO・荒井輔さんによる「かけっこ教室」を開催。また、最終種目である5000m競技の前は、RUNNING SCIENCE LAB・新田良太郎さんによる「ウォーミングアップ講座」も行いました。アスリートによる指導には、“目から鱗”な体験も多かったのではないでしょうか。
参加者およびスタッフへの健康チェック、マスク着用、さらに関東エリアのスタッフはPCR検査の実施など。皆さまが安心してレースを走れるよう、考えうる限りの感染対策を徹底して開催させていただきました。その中では、恐らく不自由に感じることがあったかもしれません。しかし皆さまのご理解とご協力があってこそ、怪我や事故などなく大会を終えることができました。初開催ということで至らぬ点もあったことと思いますが、心より感謝申し上げます。ボランティアスタッフの皆さまも、寒い中で本当にありがとうございました。
NPO法人HASHIRUではタイムトライアルレースだけでなく、トレイルランニングやロゲイニング、ウルトラマラソンなどの大会も開催して参ります。まだコロナ禍は先行きが見えず、社会がどうなっていくのかは分かりません。しかし、少しでも多くの方々が“走る”ことを楽しみ、これを通じて地域全体が盛り上がること。そのために尽力して参りますので、ご興味のある大会・イベントがあれば是非ともご参加ください!情報は以下ホームページやSNSで随時発信しております。