いいでしょ?僕の人生

風呂Workを続ける理由


写真 2014-11-13 11 23 50

前回のブログで、私が初の風呂Work実行に至るまでについてご紹介しました。

その結果は!?

…お察しの通り、初めての風呂Workはまさに最高。早く帰るどころか、午前中から夕方まで入り浸ってしまいました。仕事するにも問題なく、いつでも風呂には入り放題。最初の風呂Workではちょっと長居し過ぎて、帰りは走らずバスに乗ったのですが…

それからは月1回、そして週1回とペースが頻繁に。しまいには、GoogleMapで「風呂」と検索し、自宅から程よい距離の風呂屋を探しては走って風呂Workしています。

■風呂Workの魅力

では、なぜこんなにも風呂Workを続けているのか?それはもちろんワークスペースとして魅力的だからであり、その魅力は山ほどあります。強いて言うのであれば、個人的にマッチしたポイントは大きく分けて次の通りです。

  • 走った後に風呂へ入れる
  • 疲れたら仮眠できる
  • お腹が空いたらご飯が食べられる
  • 思った以上に静かで仕事に集中できる
<走った後に風呂へ入れる>

まぁ、当然ですよね。風呂屋なのだから。実際に皇居などに行けば周辺にはたくさんランニングステーションなるものがあって、走った後はすぐにシャワーで汗を流せます。でも、ランナーから見れば「風呂」と「シャワー」は大きく違うんです。

風呂はただ汗を流すだけでなく、温浴による血行促進など効果が得られます。さらにサウナのある風呂屋では水風呂が必ずと言えるほど完備されていて、ここでは走って疲れた身体をアイシングによってケアできます。さらに温泉なら独自の効能もあり、他にも薬湯など健康に効果的とされる風呂を用意している施設が多数。ランナーにとってケアは重要ですので、まさに走った後の環境として最高なのです。

写真 2014-10-22 12 23 24

<疲れたら仮眠できる>

スーパー銭湯をはじめある程度規模のある風呂屋には、なんと『仮眠所』が設けられています。多くは畳の雑魚寝ですが、場所によっては薄暗く、簡易ベッドのようなものが置かれているところも。眠い頭で仕事しても効率が落ちてしまうので、サクッと短時間でも仮眠して、フレッシュな頭にリセットすると良いかもしれません。

<お腹が空いたらご飯が食べられる>

カフェやコワーキングスペースで仕事していると、ランチなど食事に困ることがあります。カフェでも軽食が提供されている場所は多いですが、メニューが少なかったり、あまり美味しくなかったり…。しかし風呂屋では、『食事処』に豊富なメニューが揃っています。しかも昨今は風呂屋も「食を楽しんでもらおう」という傾向が強いのか、そのクオリティもなかなか。地域によっては独自のご当地メニューを用意するなど、気合が入っています。

飲み物も当然ながら、水やお茶は無料という場所も少なくありません。退店前に仕事が片付いたのであれば、風呂に入ってビールを…なんていう贅沢な時間まで風呂屋で完結。サラリーマンの友達と待合せ、飲み会なんてこともできそうです。

<思った以上に静かで仕事に集中できる>

勝手な印象ですが、大きな風呂屋はガヤガヤしている…なんて考えていました。確かに土日祝日や平日も夜間は混みあい、テーブル席などは騒がしいときもあります。しかし風呂Workで使用するのは、平日日中。風呂屋からするとお客さんの少ない時間帯であり、“お一人様”が多く、館内は本当に静かなものです。私が仕事しているように、仮眠していたり、テレビを見ていたり、あるいは本を読んでいたりと、皆さん思い思いにくつろぎの一時を過ごしています。

このように、私がランナーであること、そしていわゆるノマドワーカーであるうえで、風呂はワークスペースとして非常にマッチしたわけです。

■風呂にはいろんな設備がある

もちろん、何に魅力を感じるかは人それぞれ。私なりの魅力をお伝えしたところで、

「そんなん、全然よくないや」

と思われる方もいるでしょう。もちろんそれも当然であり、別に風呂Workを強制的に広めようとしているわけではありません。1つのワークスタイルとしてご紹介しているに過ぎませんし、もっとも伝えたいのは風呂Workというより、

『働き方を変えると、仕事はもっと楽しくできるんじゃない?』

ということです。

と、そのうえで、もう少し風呂という環境についてご紹介しておきます。“仕事する”という視点で見たとき、私は多くの人々にとって次のような点が魅力になるうると考えています。

写真 2014-10-22 11 57 23

  • そもそも足を伸ばして風呂に入れることが貴重で特別感を得られる
  • 温浴あるいは温泉の効能が健康促進に繋がる
  • 鍵付きロッカーがあるからセキュリティも心配ない
  • ほとんどの温泉施設には“喫煙所”があるので愛煙家も問題ない
  • 都度軽く風呂に入ると気持ちがリフレッシュして仕事に取り組める(何度でも入れる)
  • 駅から近い、あるいは送迎バスの出ている風呂屋が多い

最近はカフェでも禁煙としているところが多いので、喫煙所完備なんて人によっては大きなメリットになるでしょう。カフェ、ファミレス、コワーキング、あるいは自宅と、それぞれ仕事するうえでメリットがあるように、風呂屋にもまた違ったメリットがあるわけですね。

と、ここまでは風呂Workの良い点ばかりを書いてきました。しかし残念ながら、風呂Workにもデメリット、あるいは仕事するうえでの課題があるのも事実。次回は、最後にその辺りをご紹介しておきます。