いよいよ11月も半分が過ぎ、年末に向けて進んでいます。辺りを見回せば、イルミネーションでちょっと早いクリスマス気分を味わえる場所もあるでしょう。先日のTDLでもすでにクリスマス仕様でした。綺麗ですよね、イルミネーション。ものすごく電気使いますけど。
そんな時期だからこそ、2014年私の身に起きた“ちょっとした事件”をご紹介しておきたいと思います。本当は「秘密にしておくべきか…」と悩んだのですが、恐らく同じ境遇に立たされる人々が多くいらっしゃるのだろうと考え、断腸の思いで。実は私、
痔になりました!
そう、すでに皆さんの頭の中に浮かんでいる、あの“痔”です。でも今は平気。ちゃんと治っていますのでご安心ください。そんな痔になって治るまでのお話を、なるべく汚い表現を避けながら書き綴っておきます。
■発覚、そして・・・
そもそも「いつ痔になったのか」が気になるところですが、気付いたのはつい最近。当ブログでも書いたハワイへの家族旅行に行く、まさに当日でした。本当に、出発前に気づけてよかった…
トイレで異変に気づき、意を決してちょっと触れてみたんです。そしたら、
「痛いッ!!!」
本来あるはずのないものが、そこにありました。なんというか、触れるだけで痛みの走る固まり。そう、これはまさしくイボ痔です。疑いようもなく、私も直感しました。イボ痔だと。
普段からお通じが良く、ほぼ毎日快便。ウォシュレット推奨派で、デリケートな部分はキレイに保つように心がけていました。でも、なるものですね、痔。あまりに突然のことで、とにかくトイレにこもりながらスマホで「痔 治療」「痔 原因」なんて検索しました。
『悪化している場合は切って治す』なんてことまで分かり、もう焦りを隠せません。なんと言っても、『今日からハワイ』というタイミングです。飛行機は座りっぱなしだし、旅行中に症状が悪化するのも避けたい。そこで調べに調べ抜き、辿り着いた手段。それがボラギノールでした。そう、
「痔に〜はボラギノール」
で有名な、あのボラギノールです。すぐさまトイレを飛び出し、そっと薬局へ。なにせ痔ですから、すぐに嫁に告げる勇気もなく。まるで散歩に出かけるかのごとく自宅を後にしました。
■薬局に30分
薬局へは自宅から歩いて10分。歩行には支障なく、スムーズに目的地へと到着しました。店内に入り、目指すはボラギノール。どこに置かれているのかすら知る由もなく、とにかくそれっぽいコーナーを探します。
5分程で、なんとかボラギノールを発見。しかし、さすがは薬です。ボラギノール以外にも類似する効果が掲げられたものが数多くあり、ネット情報で購入を決めていたにも関わらず、迷いが生じてしまいます。繰り返しになりますが、私は『今日ハワイ旅行に行く』のです。少しでも効果があり、出来ることならば旅行中に治ってしまうレベルの薬がほしい。
気がつけば、薬の前に佇んで30分が経っていました。優柔不断な自分に嫌気が差しますね。しかし結論は出さねばいけません。私の下した決断、それは…
『塗って飲む』のダブル攻撃!これで一切死角はありません。
外から直接軟膏を塗りこみ、内服薬で身体の内側から治す作戦です。しかし皆さん、内服薬があるって知っていましたか?私は『塗る』or『注入』の二択だと思い込んでいました。しかも内服ボラギノールEPは生薬配合で、なんだか身体に優しそう。
ちなみに軟膏には、ボラギノールA軟膏という種類もありました。何が違うのか分からないので薬剤師さんに伺ってみると、A軟膏は“ステロイド系”の薬剤とのこと。
ステロイドについて細かな解説は避けますが、長く使用すると皮膚を弱くしてしまう可能性があるとかないとか。どのくらいで治るか分からない痔という恐怖に、ただでさえデリケートな部分が弱くなっては大変です。そのため、私はボラギノールM軟膏を選びました。ちなみにパッケージにも違いがあり、緑色がM軟膏、黄色がA軟膏です。
■“痔”旅行
装備を万全にして、いよいよハワイ旅行へ出発。この時点で嫁にこの事態を報告し、苦笑されたのは言うまでもありません。仕方ないじゃない、突然なったんだから…
飛行機では座りっぱなしですが、特に問題なし。むしろ座っている間より、いざ立ち上がろうとすると痛みが出るようです。トランジッションなど時間があれば、トイレへ行って薬を塗る。細かな対応が一番ですね。用をたすときは、出来る限りソフトに力が入らないよう気をつけます。
幸いだったのは、血が出なかったこと。まだ軽いうちだったからでしょうか。ランニングしても問題なし。ネット情報では『血がハンパないから生理用品を着用する』なんてことも見ていたので、ドキドキだったのですが…。ちょくちょくトイレに駆け込み、食事のたびに薬を飲む以外には、まったく問題なく旅行を楽しむことができました。もし出発前に気づかなかったら、旅行中に悪化して大変なことになっていたかもしれません。
■2週間で治った
さて、現在はすでに腫れもなく治っていますが、実際に『治った』と言えるのは発見から2週間ほどでした。つまり旅行から帰った後も、1週間ほどは痛みがあったことになります。しかし内服薬が先に無くなったので、後半は軟膏のみで様子見。結局はすべて使い切らず、少し残して治っています。
やっぱり痔にはボラギノールだった
今痔に悩んでいる方、そしてこれから痔になるかもしれない予備軍の方々、これだけは覚えておいてください。もしかしたら、今日あなたが痔になるかも…。ただし悪化した状態では、恐らくボラギノールとて効かないでしょう。なかなか勇気がいるかもしれませんが、そうなれば我慢せず病院へ。痔って、思った以上に辛いですからね。